新型肺炎の死者600人超 感染者3万人突破 中国

【北京時事】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は中国本土で600人を超えた。

【写真】中国・武漢の新型肺炎病院

 湖北省政府の7日午前0時(日本時間同1時)時点の集計によると、死者は前日から69人増え618人、感染者は2447人増え2万2112人になった。新型肺炎の拡大が続き、各地で人々が接触を避け互いに監視する動きがますます強まっている。

 中国本土の感染者は3万人を超えた。中国メディアによると、当局が新型肺炎の発生を発表する前に「重症急性呼吸器症候群SARS)の再来」をネット上で警告し、警察に一時拘束された医師、李文亮氏が7日未明、新型肺炎で死去した。

 こうした中、河北省遷安市は6日、住民に外出の「原則禁止」を通知した。外出する場合は体温の報告を求め、各地区に24時間態勢で検問所を設け外部からの来訪を禁じた。マージャンや広場でのダンス、冠婚葬祭など多くの人が集まる行為は厳禁とされた。同様の動きは全国的に広まっている。

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