宮城県石巻市民有志でつくる「いしのまき希望の花火2022実行委員会」は、来年1月1日に市内の石巻南浜津波復興祈念公園で約710発の花火を打ち上げる。
実行委によると、大規模な年越し花火を市内で催すのは東日本大震災後初めて。1日午前0時の新年の祝砲で始め、鎮魂といった被災地の思いや新型コロナウイルスに対応する医療従事者への感謝などを込めるという。
園内は「みやぎ東日本大震災津波伝承館」や「がんばろう!石巻」看板のあるエリア、海抜10メートルの築山など一部を開放。駐車場は12月31日午後10時半に開場する。悪天候の場合は1月9日に延期する予定。
実行委員長で市民団体「がんばろう!石巻の会」の黒沢健一事務局長は、11月30日に市役所で記者会見し、「賛同してもらった石巻市と共に官民一体となり、市民の心を一つに前へ進もうという希望を送りたい」と話した。