山形県天童市の農園が超促成栽培したサクランボの初競りが5日、東京・大田市場であり、「佐藤錦」の2Lサイズの桐(きり)箱入り500グラムが130万円で落札され、過去最高値を更新した。天童青果市場でも昨年と同じ100万円の高値で取引された。
超促成栽培のサクランボは、同市の花輪和雄さん(73)が初競りに間に合うよう冷蔵庫や温室ハウスで温度管理を徹底して育てる。昨年の大田市場での初競りで付けた120万円が最高値だった。
JA全農山形の担当者は「燃料費や資材高騰の影響もあったと思うが、初競りで最高値を更新できて非常によかった」と話した。