LINEは、デジタルチラシサービス「LINEチラシ」の先行販売を開始した。ターゲットや目的にあわせた3つのフォーマットを用意し、新聞折込チラシなどの置き換えを狙う。ユーザーへのサービス提供は10月を予定している。
LINEチラシは、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDM(ダイレクトメール)を、ユーザーの興味関心・生活エリア・タイミングに合わせて、LINEを通じて配信するデジタルチラシサービス。
スマホ専用のデジタルチラシとして、「ADフォーマット」「メディアフォーマット」「メッセージフォーマット」の3種類を用意する。
ADフォーマットは、商圏エリアターゲティングによる広告配信が可能。月間利用者数6,800万人の「LINEタイムライン」ユーザーを対象に、市町村レベルでのエリアターゲティング配信が行なえる。
メディアフォーマットは、LINEのユーザー属性や利用状況に応じて、ユーザーごとに最適化された商品情報を配信できる。国内月間利用者数5,600万人の「LINEウォレット」や「チラシメディア」上に、LINEユーザーごとにパーソナライズされた状態で近隣店舗の商品情報や、閲覧履歴・店舗登録などをもとにしたレコメンドが掲載される。今後は「LINE Beacon」を活用した実店舗における来店計測オプションなども提供予定。
メッセージフォーマットは、商圏エリア内のロイヤル顧客に対し、「LINE公式アカウント」を通じたプッシュ通知による訴求が可能。LINEのプッシュ通知によるセール通知などにより、リピーター獲得や店舗へのロイヤリティ醸成を促進するという。
「LINEチラシ メディアフォーマット」の展開では、チラシ領域における豊富な技術や実績・ノウハウを持つ大日本印刷(DNP)を初の販売パートナーとして先行販売。DNPは、流通・小売などの企業各社へ同フォーマットの先行販売を行なうほか、専用の入稿システムを企業各社に提供していく。
「LINEチラシ ADフォーマット」は、一部代理店限定で先行販売開始。オープン販売開始は11月を予定している。