日本新聞協会は1日、10月17日の「新聞配達の日」にちなんで心温まるエピソードを募集した「新聞配達に関するエッセーコンテスト」の受賞者と受賞作品を発表した。
最優秀賞に、大学生・社会人部門が新潟市西蒲区の中学校教員、浅井幸枝さん(28)の「震災の翌朝届いた新聞」。新潟県魚沼市で産経新聞入広瀬専売所を営む両親が中越地震の翌日も新聞を配り、喜ばれたエピソードを書いた。
中学生・高校生部門は、北海道旭川市の高専生、高橋雄一郎さん(16)の「スパイダーマン」で、大雪の中、スキーを使って配達された驚きを表現。小学生部門は埼玉県春日部市の唐木映里花さん(10)の「冬の日のおくり物」。作文コンクールで入賞した自分が初めて新聞に載り、「新聞配達のおじさん」にも祝福された喜びを書いた。
コンテストは17回目。3793編の応募があり、ほか優秀賞に3編、審査員特別賞に3編、入選に21編が選ばれた。