新興企業を発掘・支援 10社追加選定 東北経産局と仙台市「J─スタートアップ東北」

東北経済産業局と仙台市は、東北6県に拠点を置く将来有望の新興企業を発掘・支援するプログラム「J-スタートアップ東北」に地球帰還型小型人工衛星開発の「エレベーションスペース」(仙台市)など10社を追加選定した。

 青葉区のエル・パーク仙台で11日にあった選定式で、東北経産局の戸辺千広局長は「スタートアップに対する期待は高まっている。東北から世界に羽ばたく企業に成長してほしい」と激励した。

 選定された仙台市の「ノースブル」は、和牛の受精卵を乳牛に移植して代理出産させる事業を営む。菅原紀社長は「事業拡大を考えていたので支援は心強い。餌代高騰で苦しむ畜産農家に貢献したい」と意気込んだ。

 J-スタートアップ東北は2020年7月に設立。「地域サポーターズ」と呼ばれる61の企業・団体が、選定企業計42社に資金調達や販路拡大などを支援する。

 他の選定企業は次の通り。かっこ内は本社所在地。

 アルファテック(米沢市)リビングロボット(伊達市)輝翠=きすい=TECH(仙台市)3DC(同)プライムバリュー(名取市)ストーリーライン(東京都)レボルカ(同)イームズロボティクス(南相馬市)

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