新車販売、初の2万台割れ 軽は半減 5月の東北

東北運輸局が8日発表した5月の新車新規登録台数(速報値)は、前年同月比42.2%減の1万7633台と8カ月連続のマイナスだった。東北6県の統計が始まった2002年7月以降、最も少なく、2万台割れも初めて。新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響した。
 これまでの最低は10年12月の2万735台。5月としては東日本大震災後の11年5月が2万3553台だった。
 乗用車のうち普通(3ナンバー)は46.9%減の3833台、小型(5ナンバー)は28.8%減の5360台。貨物は26.1%減の1780台と、いずれも8カ月連続でマイナスとなった。軽自動車も51.9%減の6023台と8カ月連続で減少した。
 県別は表の通り。乗用車、軽自動車とも全県で減少した。
 東北運輸局の担当者は「感染拡大に伴う外出自粛や、メーカーの生産調整などが続き販売が低迷した」と話した。

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