東北運輸局が7日発表した東北6県の11月の新車新規登録台数(速報値)は、前年同月比4.1%増の3万3656台で、32カ月(2年8カ月)ぶりに前年実績を上回った。日産自動車が一部改良して発売したノートが好調で、数値を押し上げた。
乗用車のうち、普通(3ナンバー)は19.9%増の7191台で、8カ月連続の増加。トヨタのプリウスの売れ行きが堅調だった。小型(5ナンバー)はノートの躍進で22.8%増の9802台。6カ月ぶりに増加に転じた。
軽自動車は9.2%減の1万2737台。三菱自動車などの燃費データ不正問題を受けて大幅な減少が続いていたが、この2カ月はマイナス幅が1桁にとどまっている。
県別は表の通り。乗用車は全県でプラス。軽自動車は山形県を除く5県で減少した。東北運輸局の担当者は「小型車の伸びが大きかった。新型車効果が続くことを期待したい」と話した。
貨物車は宮城、福島で減少し、6県で11.3%減の2657台だった。