メディアの調査・分析を行うニホンモニター社が発表した「2013上半期タレント CM起用社数ランキング」で、女優の武井咲が起用社数15社で女性部門の1位に輝いた。15社は男女通じて最多。ちなみに、同じオスカープロモーションに所属する剛力彩芽も12社で3位だっただけに、ネット上ではまたしても「ゴリ押し」の声が相次いでいる。
「まあ、武井も剛力も、ちまたでゴリ押しが指摘されている女優ですからね。2人とも主演ドラマの視聴率が振るわないにもかかわらず、オファーが絶えないし。好感度も高いとは思えません」(スポーツ紙記者)
実際、ビデオリサーチが年2回行う「テレビタレントイメージ調査」(13年2月度)では、武井も剛力も上位20位にも入っていない。剛力は42位、武井に至っては上位50位にも入っていないのだ。広告主である企業にとっては、できるだけ好感度の高いタレントを起用したいもの。にもかかわらず、武井の“CM女王”は少々解せないのだが……。
「1つの理由としては、ギャラが相場よりも低めに設定されていること。武井や剛力のCM1本のギャラは、1,500万~2,000万円程度だそうです。主演ドラマが低視聴率だとはいっても、それなりに認知度や知名度が高いことを考えると、かなり割安。同じ事務所の先輩である上戸彩も同じ戦略で、かつてCM女王に輝いたことがあります。さらに、もう1つの理由としては、オスカー内でささやかれる“社長枠”の存在。同社では、社長お気に入りのタレントのドラマやCMなど、すべての仕事を社長自らが担当するそうなんです。大手プロダクションの社長に営業に来られては、テレビ局や広告代理店も、むげにはできませんからね。そりゃ、仕事もゲットできちゃうというものですよ。そうした社長枠のタレントが武井や剛力であり、忽那汐里なんです」(同)
武井も剛力も「事務所イチ押しのタレントだから」ということなのだろうが、それにしても社長自らがトップセールスでゴリ押しするというのは、いかがなものか。