旅行で台湾復興支援 東北観光推進機構、あすからキャンペーン

東北6県と新潟県の官民でつくる東北観光推進機構(仙台市)は30日、4月の地震で大きな被害を受けた台湾を支援しようと、台湾への旅行を促進する「東北・新潟発『愛台湾(あいたいわん)』キャンペーン」を6月1日から実施すると発表した。

 旅行機運を高めるポスター作成のほか、台湾観光庁と連携し、東北や新潟発で台湾を旅行する人に被災地・花蓮県の菓子をプレゼントする企画などを計画している。キャンペーンは12月31日まで。

 紺野純一理事長らが宮城県庁で記者会見し「観光客の来訪で、被災地に活気が出るという状況は東日本大震災後に体験し、効果を強く感じた」と説明。インバウンド(訪日客)に比べ、アウトバウンド(出国日本人)は回復が鈍いとし「国際線の路線維持には、アウトバウンドに力を入れることが重要だ」と強調した。

 7県と仙台市は連名でメッセージを発表。「われわれ東北・新潟だからこそできることがある。あなたに『愛台湾』。今こそ、東北・新潟から台湾に出かけよう」などと呼びかけた。

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