日テレが「事実関係の確認を」吉本に書面で申し入れ

日本テレビの小杉善信社長(65)の就任以来初となる定例社長会見が29日、都内の同局で行われた。

吉本興業の芸人が反社会勢力と接点を持った問題について、小杉社長は「当初、かなり早い段階で、編成担当から、(吉本興業の)岡本社長と先方が来社されたおりに、かなり強く日本テレビとしての立場を申し上げました。その後、事態がかなりいろんな要素が入り込んできて、本質が見えにくくなってきたことで、先週の金曜に吉本興業に書面で申し入れしました」と、吉本に書面で申し入れしたことを明かした。

小杉社長は書面で吉本へ申し入れたのは「3点であります」と説明。

「事実関係の確認を早急にやって欲しい。できれば、第三者委員を設置してやって欲しい」。

「反社会勢力との関係を遮断する施策をすみやかに公表して欲しい」

「企業としてのガバナンスの方策をどう考えているのか、それを示して欲しい」

と上げ、「この3点を文書で申し入れました。文書は26日付です。まだ返答はありません。(先方に)届いていることは確認できました」とコメントした。

吉本の返答はまだという。「文書での申し入れをしたということは、しっかり文書で回答して欲しい、ということであります。事実確認が、まだ不明なところが多いので、それが第1だろうというのが、日本テレビの考えであります」とした上で、「回答の期限は付けてありますが、相手先がありますので、ここでは回答を差し控えたい」と述べた。

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