日台で新方式スマホ発売へ 定額月2千円以下を計画

 那覇市の通信事業会社「アイネットジャパン」が11日、同市内で記者会見し、台湾企業「唐澤太陽能グループ」が開発中の多機能携帯電話(スマートフォン)「アイネットフォン」を来年2月をめどに日台で販売すると発表した。
 端末は6万円前後になる見込みで、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」と、独自のOSを搭載。バッテリーの消費電力を抑え、長時間の使用を可能とする。アイネットが自社開発した通信・通話システムを使うことで、国内外への通話や、インターネットへの接続料を含め、月額2千円以下の定額料金体系を設定する計画だ。
 アイネット社は独自システムについて「特許申請中で、他社が追随する可能性があるので12月ごろまで明かせない」と説明。ただ、NTTドコモやソフトバンクモバイルなど既存事業者との契約も別途必要としている。
 アイネットの小禄邦彦社長は「先日発表された米アップルのiPhone(アイフォーン)4Sでできることは、ほぼアイネットフォンでできる。東京や大阪などの大都市に代理店を設置し、初年度10万件の契約を目指す」と意気込んでいる。

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