日向坂46「キュンキュンダンス」にブレークの兆し

日向坂46(ひなたざかフォーティーシックス)が3月5、6日に横浜アリーナでデビューカウントダウンライブを行い、デビューシングル「キュン」(3月27日発売)を初披露した。サビでおしりを振って両手でポーズを決める「キュンキュンダンス」が、早くもファンの間で話題となっている。

【写真】新曲の「キュン」を披露する日向坂46

センターの小坂菜緒(16)を中心に、坂道シリーズのグループらしいスレンダーで清楚(せいそ)なルックスと、はじける明るい笑顔を兼ね備えたメンバーたちが、「キュンキュンキュン キュンしちゃった」という歌詞に合わせてキュートにダンスする。初披露ながら、会場を埋めたファン1万2000人は一斉にコールをそろえ、大歓声をあげていた。

渡邉美穂(19)が「この曲は『キュンキュンダンス』というのがあって、皆さんと一緒にやりたいなと思っています」とアピールし、ゆっくりと振り付けを紹介した。ファンたちも手に持つペンライトを使って「キュンキュンダンス」の動きを再現。今後のライブでは、会場一体となっての「キュンキュンダンス」が風物詩となりそうだ。

数々のアーティストの振り付けを担当し、「キュンキュンダンス」も手がけたユニットCRE8BOY(クリエイトボーイ)は、「ポイントはつま先と体のフォルムです」という。「足元のツイストや前のめりで少し腕をタイトにすることによって、キュンとした時のもどかしさと喜びを表してます」と解説。「最後は『ひ』ポーズで、日向坂46の代名詞とも言えるハッピーオーラがあふれる様子を表現してます」と明かした。両手のポーズはグループの頭文字「ひ」を表現しているという。

CRE8BOYは、「記念すべきデビューシングルとなる本作品にふさわしいものになるよう、とにかくかわいく見えるポーズを徹底して試行錯誤し、マネしてみたくなるダンスになるよう振り付けさせていただきました」と振り付けの狙いも説明した。同ユニットのツイッターでは「サビのキュンキュンダンス、かかとを少し浮かせてキュンキュンするのがポイントです。キュンキュンダンスがかわいすぎてキュンキュンしちゃう、キュンの無限ループが止まりません」とアピールしている。

かつてKARAが「ミスター」で見せたヒップダンスや、「おにぎりダンス」から始まるAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」、昨年大ヒットしたDA PUMP「U.S.A.」の「いいねダンス」など、すぐマネできるキャッチーなダンスが要因になり、一般層まで大流行した楽曲は多い。坂道シリーズでも、例えば乃木坂46の「おいでシャンプー」の電車ごっこをするようなダンスは、ゴールデンボンバーなど他のアーティストにもモノマネされ、話題となった。

乃木坂46や欅坂46の後輩グループとして誕生し、2月11日に満を持してけやき坂46(ひらがなけやき)から改名した日向坂46のデビューは、各方面から注目を浴びている。デビューシングルとしては記録的な売り上げが期待されており、予約も好調だという。「キュンキュンダンス」の流行という大きなワンポイントが加われば、一気に大ブレークする可能性も十分ありそうだ。

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