アメリカンフットボール部の部員に大麻疑惑が浮上している日大は3日、大学の公式サイトに「学生・生徒等及び保護者,卒業生,関係者の皆様へ」と題した声明を発表。「多大なご心配とご迷惑をお掛けしていることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
警視庁はこの日、部員が大麻を所持した疑いがあるとして、大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで東京都中野区にある同部の寮を家宅捜索。捜査関係者によると、寮で乾燥大麻と覚醒剤成分を含む錠剤が見つかっていた。
東京都千代田区にある大学本部前にはこの日、約30人の報道陣が集まったが、同大の林真理子理事長は一切対応せず車で大学本部を後にした。
大学が発表した声明の全文は以下の通り。
日本大学アメリカンフットボール部に関して様々な報道がなされておりますが,この件については,学生・生徒等,保護者,卒業生をはじめ,関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしていることを心よりお詫び申し上げます。
関係者の皆様には一連の報道に心を痛めておられることと存じますが,本学では警察への協力とともに独自の調査を行うなど事実確認を進め,対応しているところです。
特に,学生・生徒の皆さんには安心して充実した学生生活を送っていただけるよう,本学として鋭意努力してまいります。
なお,不安を感じている学生・生徒の皆さんには,各部科校に学生支援室・生徒相談室が設置されており,相談体制が整っておりますので,ご相談ください。