皆さんは、「法律」と「条例」の違いについて知っていますか? 法律とは国会によって制定される国全体のルールのこと。一方、条例は法律の範囲内で地方自 治体が定めることができる地域特有のルールのことです。今回は、日本に実在する条例ではあるものの、「ちょっと変な条例だな」と驚いてしまうことについて アンケートをとってみました。
■日本に本当にある「ちょっと変な条例」ランキング
1位: 梅干しでおにぎり条例(和歌山県みなべ町) おにぎりを作るときは具を梅干しにするよう呼びかける
2位: キューピット条例(三重県紀勢町)中年齢者の結婚を促進し、委員には結婚1組につき200,000円を支給
3位: ポエムっぽい名前の条例(熊本県人吉市)「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」という
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1 位は、2014年に制定された《梅干しでおにぎり条例(和歌山県みなべ町)おにぎりを作るときは具を梅干しにするよう呼びかける》でした。和歌山県みなべ 町は、日本有数の梅干しの名産地。しかし悲しいことに、若者を中心に「梅干し離れ」が進み、一世帯あたりの購入率も徐々に下がっているのだとか…。そこで 消費拡大とPRをかねて、《梅干しでおにぎり条例》を全会一致で可決したそうです。
2位は、《キューピット条例(三重県紀勢町)中年齢者 の結婚を促進し、委員には結婚1組につき200,000円を支給》でした。キューピット委員なる仲介人が、町の中年齢者(30歳以上)の縁談をお世話する という条例であり、地域活性化や定住人口増加の効果が期待されています。少子化が叫ばれて久しい現代日本にとっては、大役な救世主ですね。地域の支援に よってつながるご縁も素敵ですね。
3位は、《ポエムっぽい名前の条例(熊本県人吉市)「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔 を忘れない古都人吉応援団条例」》でした。まちづくりに賛同する市民等による寄附金を財源として、個性豊かで夢と活力のあるまちづくりとふるさとづくりに 資することを目的としています。何とも微笑ましいフレーズが印象的な条例ですね。
条例は、なんとなく「堅苦しいもの」「お説教してきそうなもの」というイメージが強い面があります。しかし探してみると、ユーモア溢れる人の温かみを感じられる条例が多くあるようです。みなさんはどの条例が気に入りましたか?
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2015年2月27日~2015年3月3日
有効回答者数:500名(男性:250名 女性:250名)