日本の「中国嫌い」「米国好き」突出 米中好感度の国際比較

好きな国は米国か中国か-。米調査機関ピュー・リサーチ・センターが18日発表した米国と中国に対する好感度調査で、日本が37カ国・地域中、突出して米国寄りとの結果が出た。中国に好感を持っている人の割合が最も低かったことが原因。同センターは領土をめぐる日中の対立が背景にあると分析している。
 日本では米国が好きと答えた人が69%だったが、中国が好きとの回答は5%にとどまり、差は64ポイント。イタリア(48ポイント)や韓国(32ポイント)などを引き離した。
 逆にパキスタンでは中国好きが81%、米国好き11%と中国が逆に70ポイント差をつけた。中国寄りが鮮明だったのは、エジプト(29ポイント)、マレーシア(26ポイント)など。中東やアジアのイスラム諸国でその傾向が強かった。
 総合すると、米国が好きとの回答は63%、中国は50%と米国がやや優勢。対米好感度が最も高かったのはフィリピン(85%)、対中好感度はパキスタンとマレーシア(それぞれ81%)が高かった。(共同)

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