株式会社ドワンゴは、中国で開催(8月16日~17日)された囲碁AI大会「中信証券杯 第1回 世界電脳囲碁オープン戦」にて、ドワンゴらが手がけるコンピュータ囲碁ソフト「DeepZenGo」が優勝し、初代チャンピオンとなったことを発表した。
DeepZenGoは、囲碁AI開発プロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」が開発する囲碁AI。Googleが開発した「AlphaGo」に対抗し、世界最強の囲碁AIを目指し開発されている。
同大会では、国際囲碁連盟加盟のメンバー協会が推薦するシードチーム、および世界各国の囲碁AIの計12ソフトが出場。
DeepZenGoは、準々決勝で韓国の「DolBaram」に勝利し、準決勝では中国最強と言われるAI「絶芸」に白番中押し勝ち。決勝戦では、それまで全勝していた台湾「CGI」に、258手まで白番中押し勝ちをおさめて優勝した。
加えて、DeepZenGoは18日に中国のプロ棋士である孔杰九段と対局を実施。孔杰九段はAI助手として、同大会2位の「CGI」とチームを組み対局を行なう。同対局の模様は、ニコニコ生放送にて生中継される。