日本の男女格差、わずかに改善=閣僚増で101位―世界経済フォーラム

【ロンドン時事】世界の政財界首脳が集う「ダボス会議」を主催するシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は19日、2015年の男女平等度ラ ンキングを発表した。日本は女性の閣僚登用拡大が評価され、145カ国中101位と前年から3ランク上げた。改善は2年連続。首位は7年続けてアイスラン ドだった。

政治、経済、教育、健康の4分野で各国の男女格差を分析した。日本は安倍内閣で女性閣僚が一時5人まで増え、女性の政治参画に 対する評価が大幅に改善した。ただ、アベノミクスで女性活躍を掲げるものの、賃金の平等度や女性管理職、専門職の数では後退し、総合ではわずかな改善にと どまった。

2位はノルウェー(前年3位)、3位はフィンランド(同2位)で、上位は例年通り北欧諸国が占めた。また、6位にルワンダ、7位にフィリピンが食い込むなど、多くの新興国や途上国が日本の順位を上回った。

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