2013年5月時点で、世界40カ国のうち日本を含む15カ国でSNS「Facebook」の利用者が減少しているとの調査結果をアウンコンサルティングがまとめた。
この調査は4カ月ごとに継続して実施しており、前回2013年1月時点(関連記事)では40カ国中、日本を含む13カ国で月間アクティブユーザー数(利用者数)が減少し、「Facebook離れ」の懸念が出ていた。
今回5月時点の調査では、4カ月前に比べ利用者数が減少した国は15カ国に拡大し、他に4カ国でも増加率は1%未満にとどまった。ただし新興国を中心に2ケタ台の増加率を示したところもあり、前回と同じく成長はまだら模様だ。
日本のFacebook人口は1382万360人で、前回に比べ0.03%減少した(表参照)。また最大人口を誇る米国では同2.16%減の1億5928万5860人となった。
この他、Facebook人口の減少が見られたのは韓国(0.40%減)、中国(2.63%減)、シンガポール(1.93%減)、サウジアラビア(1.87%減)、オーストラリア(1.23%減)、ロシア(8.59%減)、英国(3.83%減)、ドイツ(0.8%減)、スペイン(0.67%減)、オーストリア(1.36%減)、スイス(1.96%減)、デンマーク(0.2%減)、スウェーデン(2.33%減)。
増加率が1%未満の国はフランス(0.33%増)、オランダ(0.58%増)、ノルウェー(0.59%増)、南アフリカ(0.42%増)。
一方で2ケタ台の増加率を示したのはベトナム(27.02%増)、イラン(16.67%増)だった。また、インド(4.73%増)は今回増加率が1ケタ台だったが、総人口に占めるFacebook利用者の割合(普及率)はいまだわずか5.18%で、伸び代が期待できるという。
(植木 皓=ニューズフロント)