日本は「感染の危険が高い印象、世界で拡大」…入国後に隔離・自宅待機させる国も

外務省は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で、38か国・地域(3日時点)が日本からの入国後に自宅待機などの行動制限措置を取っていると公表した。また、22か国・地域が日本からの入国・入域制限を行っている。

 外務省によると、タイでは自宅やホテルなどで14日間の経過観察が求められている。ベトナムでは発熱などの症状がある入国者が日本に帰国しない場合、医療機関で14日間隔離されるという。

 日本政府は「コロナウイルスの感染の危険が高い国というイメージが世界で広がりつつある」(外務省幹部)ことに懸念を強めている。政府は3日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が日本など4か国を「最大の懸念だ」と述べたことについて、事実に基づいて発言するよう申し入れた。これを受け、テドロス氏は「中国以外の症例の8割は、韓国、イラン、イタリアだ」と発言を軌道修正した。

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