010年12月7日、華字紙・日本新華僑報(電子版)は、日本で高級住宅を購入する中国本土や台湾の富裕層が増えていると報じた。中には投資目的の人もいるが、大半は生活が便利な日本での定住を見据えてのことだという。
「東京湾に面した部屋が良かった。今は親しい友人を呼んでホームパーティを楽しんでいます」―。こう話すのは台北出身のビル管理会社経営者(44)。東京港区で約103平方メートルの高級マンションを購入した。価格はおよそ1億円。決して安い買い物ではないが、「内装が済んでいるので購入後すぐに入居できる。高いとは思わない」と話す。
最近は特に中国人留学生や日本で働く中国人ビジネスマンがそのまま日本に定住するためにマンションの購入を検討するケースも増えており、業界では「無視できない勢力」にまで拡大しているという。「日本は空気がきれいで食べ物がおいしい」と言うとおり、住みやすさが気に入っているようだ。
その範囲も東京だけでなく日本各地にわたる。中国で大ヒットした映画「狙った恋の落とし方。(原題:非誠勿擾)」のロケ地となった北海道も人気で、大勢の中国人が別荘を購入している。(翻訳・編集/NN)