世界の主要58の国と地域で、地球温暖化対策が最も進んでいるのはデンマークで日本は50位で「落第」とする温暖化対策ランキングをドイツの環境シンクタンク「ジャーマンウオッチ」などがまとめた。温室効果ガスの排出量が増加傾向にあるため2013年の日本の順位は前年の44位から後退。48位から46位にランクを上げた中国に抜かれた。中国は再生可能エネルギーが大幅に拡大していることなどが評価された。
温室効果ガスの排出量や再生可能エネルギーの比率、エネルギーの利用効率に関するデータに、政策分析の結果を加えた指標を作り、採点した。
産業革命以降の気温上昇を2度未満に抑える国際目標の達成に向け十分な対策を取っている国がないことから前年同様、1~3位は「対象国なし」で、トップは4位のデンマーク。日本はエネルギーの利用効率でやや成績がよかったものの47・21点で、「落第」とされた15の国と地域の中の一つに。大排出国の米国は43位、インドは30位だった。