その年を代表する優れたグラフィックデザインを顕彰し、後世に伝えるため、毎年『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、特に優れた数作品に授与する「JAGDA賞」。本年度は全国の会員から約2030作品が出品され、厳正な選考の結果、約600作品を入選とした(入選率28.4%)。カテゴリーごとに得票上位作品を候補とし、最終的にJAGDA賞10点が決定した(亀倉雄策賞1点は先に発表済み)。
入選作品を収録した年鑑は、編集長・柿木原政広、ブックデザイン・大原大次郎で2019年6月発行の予定。発刊に合わせ、東京ミッドタウン・デザインハブにて年鑑作品展を6月20日より開催する。授賞式は、6月28日に開催される「2019年度JAGDA通常総会」にて行う。
JAGDA賞
ポスター
永井一正/「LIFE」/美術館のコレクション展出品作品(富山県美術館)
ジェネラルグラフィック
菊池敦己/「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」/美術館の企画展の告知ツール(DIC川村記念美術館)
CI
色部義昭/「Osaka Metro」/地下鉄のCI(大阪市高速電気軌道)
ブックデザイン
葛西薫/「クレーの日記」/画家の日記のブックデザイン(みすず書房)
パッケージ
渡邉良重/「Tartine」/洋菓子店のパッケージ(プレジィール)
新聞広告
小野恵央/「SINCE 1995」/新聞社の企画新聞広告(神戸新聞社)
環境・空間
佐藤卓/「佐藤卓展 MASS」/個展の空間構成(巷房)
インタラクティブデザイン
川腰和徳/「History of The Internet」/インターネット企業のプロモーションサイト(ヤフー)
映像
岡崎智弘/「解散!」/博物館・放送局の企画展出品作品(NHKエデュケーショナル+NHKプロモーション)
複合
岡崎智弘/「イメージの観測所」/個展の制作物(日本デザインコミッティ)