日本コカ・コーラ、缶入り大半は10円値上げ 一部は増量や価格据え置きも

 清涼飲料最大手の日本コカ・コーラグループは、4月から自動販売機での炭酸飲料「コカ・コーラ」、コーヒー飲料「ジョージア」などの缶飲料を現在より10円高い130円に引き上げる。消費税率引き上げに合わせた対応で、自販機では1円、5円硬貨が利用できないため、大半の商品で10円の引き上げを決めた。
 27日午前、日本コカ・コーラと、グループの製造販売会社のコカ・コーライーストジャパン、コカ・コーラウエストの3社が開いた事業戦略説明会で発表した。
 茶飲料の「綾鷹」などのペットボトル飲料は、現行の150円を160円に引き上げるが、全体での値上げ幅が、増税分の3%を超えて便乗値上げになることを防ぐために、容量をこれまでの500ミリリットルから525ミリリットルに増やすほか、ミネラルウオーター「い・ろ・は・す」などの一部の商品では、価格を据え置くなどの対策もとる。
 さらに、電子マネー対応自販機では商品の一律5円の値引きプロモーションなども実施する。
 飲料各社は最大手のコカ・コーラの施策に注目しており、今後各社も同様の価格改定を追随することになりそうだ。

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