日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

日本人がいない!

今年の夏は子供をサッカーキャンプに参加させるために、2ヵ月弱にわたって家族でスペインにポルトガル、英国など欧州を訪れていますが、どの都市を訪れても感じることがコロナ前を上回る水準まで欧州の観光活動が完全に復活している一方、ほとんど日本人観光客の存在感がないことです。

今年の夏休みの旅行は「バルセロナ→ロンドン→リスボン→ポルト」と移動していますが、どの街に行っても日本人観光客があまりいないことに驚いています。

バルセロナ最大の観光地・サグラダファミリアにも日本人はいない…(筆者撮影)

バルセロナ最大の観光スポットであるサグラダ・ファミリアには、昨年の夏も訪れました。昨夏からスペインではほぼコロナの影響を感じさせなかったものの、アジアを中心として観光客はまだコロナ前よりも減っていました。

それが、今年になるとコロナ前以上の人出となっていて、米国やアジアからのグループツアーもたくさん見られました。

ドライバーは、「中国人か?では、韓国人なのか?」

ただ、アジアからのグループツアーについては、写真にもあるようにほぼ全て中国もしくは韓国からのもので、個人の観光客としても日本人の姿はほとんど見かけませんでした。サグラダ・ファミリア以外でも日本人の姿は見られず、今回2週間ほどバルセロナには滞在していましたが、滞在中に日本人と会ったのは、1ファミリーだけでした。

バルセロナではCabify(キャビファイ)という配車アプリが人気となっていますが、これを利用してもタクシーを利用しても、ドライバーからはアジア系とみると必ず中国人かと聞かれ、「ちがう」と答えると韓国人かと聞かれました。

日本人と答えると多くの人が懐かしい目になって、「昔は日本人観光客も多かったのに」とつぶやいていたのがとても印象的でした。

バルセロナから他の都市に移動しても同じ状況です。

コロナについて主要国の中でも最後まで感染対策を行っていたことに加えて、今年も夏にかけて急速に円安が進行したことも、日本人の観光客の減少に大きく影響していると見ています。

後編記事『肩身がどんどん狭くなる…海外で「絶滅危惧種」となった日本人は、国内でも存在感ゼロ!「悲しき円安」のヤバすぎる末路』では、日本人の置かれた現実について詳しく見てきます。

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