あなたはタブレット端末をどのように利用していますか? タブレット端末を持っている日本人と米国人に聞いたところ、日本では「ソーシャルメディア」(26.1%)、「ネットメディア(ポータルニュース、専門サイトなど)」(22.9%)、「動画共有サービス」(21.2%)、米国では「ソーシャルメディア」(40.8%)、「ネットメディア(ポータルニュース、専門サイトなど)」(38.3%)、「電子書籍」(35.2%)が多いことが、電通総研の調査で分かった。
米国では「電子書籍」が3位にランクインしたが、「電子新聞」(27.3%)や「電子雑誌」(22.8%)を利用している人も2割を超えた。一方、日本では「電子書籍」が5.9%、「電子新聞」が8.9%、「電子雑誌」が4.9%といずれも1割にも満たなかった。 テレビ番組の感想をソーシャルメディアに書き込む際に、米国のタブレット端末保有者の35.7%はタブレット端末を利用している。一方、日本では14.4%にとどまった。「米国ではタブレット端末が、家庭のリビングでテレビとソーシャルメディアをつなぐものとして利用され始めていると考えられる」(電通総研)
タブレット端末を利用している理由
タブレット端末を利用している理由は何ですか? この質問に対し、日米ともに「持ち運んでPC代わりに使えるから」「操作が分かりやすく使いやすいから」「魅力的な使い道が多いから」を挙げる人が多かった。ただ、米国では「タブレット端末の利用がこれからの社会の主流だと思う」と答えた人が37.5%に対し、日本では18.1%。
この結果について、電通は「米国では2010年以降、特に端末やサービスの開発者・提供者やメディアが、タブレットという新分野そのもについての構想や意見を積極的に掲げて競争している。そのような状況が、タブレットの現実の普及を下支えし、後押ししていると考えられる」とした。
インターネットによる調査で、20代以上の日本人と米国人合わせて2164人が回答した。調査期間は2月1日から20日まで。