日本被団協にノーベル平和賞 「被爆者の体験、広く訴えた」

ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、日本原水爆被害者団体協議会に今年のノーベル平和賞を授与すると発表した。日本の受賞は1974年の佐藤栄作元首相以来50年ぶり。

 ヨルゲン・バトネ・フリドネス委員長は「被爆者の体験は非常に重要だ。広範囲にわたる個人的な物語を訴え、核兵器の拡散を禁止するよう訴えてきた」と受賞理由を述べた。

 ノーベル平和賞は各国の政府や国会議員、大学教授、過去の受賞者、国際機関の職員などによって推薦された候補者の中から、ノーベル賞委員会(5人)が選出する。今年は計286候補(個人197、団体89)に対する推薦があった。

 授賞式は12月10日、ノルウェーの首都オスロで行われる。賞金は1100万スウェーデンクローナ(約1億6000万円)。

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