「ごめんなさい……」(スキージャンプ女子・髙梨沙羅)
「申し訳ない。旅費、全部、払いたいです」(スピードスケート男子500メートル・長島圭一郎)
ソチ五輪で「メダル候補」と報じられた日本人有力選手たちが軒並み不振。大会前に”金確実”と報じられた髙梨は4位。前回バンクーバー五輪銀メダルの長島は6位、銅の加藤条治は5位。モーグルの上村愛子も4位に終わった。
「競技後に笑顔で、”達成感はマックスです”と語った上村以外のメダル候補選手からは、悲壮な謝罪のコメントばかりが並びました。それにしてもここまでコケると、なにか呪われているのでは……という気までしますね」(専門誌記者)
72年の札幌から今回のソチまで12回もの冬季五輪を取材してきたカメラマンの薬師洋行氏は語る。
「外国の選手は”自分のために”五輪を目指し、レースを楽しんでいますが、日本人選手には悲壮感が漂い、なんのためにやっているのかはっきりしないんです」
4年に一度、熱烈な注目を集め、報道陣が殺到する五輪だけに、「注目選手になるほど、門外漢の記者にレベルの低い質問を何度も繰り返されるケースが増え、相当なストレスになると思います。また、取材陣が空港やホテルで”出待ち”するのは日本だけ。海外メディアからは笑われていますよ」(前出・専門誌記者)
実は身内のせいだった”呪い”を振り払えるか。
競技は2月23日まで続く。