日本遺産「みちのくGOLD」価値発信へ官民一体が重要 東北歴史博物館でシンポ

岩手、宮城両県の5市町が金を通して歴史や文化を伝える日本遺産「みちのくGOLD浪漫(ろまん)」を学ぶシンポジウムが16日、多賀城市の東北歴史博物館で開かれた。
 陸前高田市、岩手県平泉町、気仙沼市、宮城県南三陸町、同県涌谷町でつくる推進協議会の主催。
 日本遺産選定委員の丁野(ちょうの)朗氏(東洋大大学院客員教授)が日本遺産の魅力と実効性について講演した。遺産の「物語」を伝える上で「行政や民間が一体となるのが重要。地域の総合力が問われる」と強調した。
 関係者らによるトークセッションでは5市町の「食」や「砂金採り体験」をつなげるアイデアが出されたほか、「現地で英語の案内板が足りない」などの問題点も挙がった。

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