日清食品は22日、主力のカップ麺「カップヌードル」ブランドから、初のパスタ風味商品「パスタスタイル」を、29日から売り出すと発表した。普段、あまりカップヌードルを食べないという20~40歳代の女性の需要を取り込む狙いだ。
発売するのは2種類で、あさりのうまみとニンニク風味が特徴の「ボンゴレ」と、トマトベースの「ボロネーゼ」。もっちりとした食感を出すため麺の太さをカップヌードルの2倍超にした。出来上がりまでには5分かかり、湯切りも必要となる。
希望小売価格は税別198円でカップヌードルより18円高いが、ほぼ同水準の価格帯に設定した。
日清食品の藤野誠ブランドマネージャーは「パスタ商品の投入で女性層の開拓を目指す」と述べた。同社は今後、焼きそばや汁なしラーメンなど湯切りが必要な商品についてもカップヌードルブランドから売り出すことを検討するという。