2010年の自動車の世界販売台数で、日産自動車が前年比21・5%増の408万588台となり、5年ぶりにホンダを抜いて国内勢2位となったことが27日、明らかになった。
日産の販売台数が400万台を超えたのは初めて。新興国を中心とした世界的な需要の回復により、中国や米国で大幅に販売台数を伸ばした。
日産は、中国での販売台数が35・5%増の102万3638台と初めて100万台を超えた。米国は18・0%増の90万8570台、日本は7・7%増の64万5320台、欧州は13・0%増の55万4924台だった。
小型車「ティーダ」やスポーツ用多目的車(SUV)「キャシュカイ(日本名・デュアリス)」などの販売が各国で好調だった。
一方、ホンダは世界全体で約5%増の約355万5000台だった。中国や北米で販売を伸ばしたが、欧州の不振が響いた。