日産・ルノーで800万台、トヨタ抜き世界3位

【デトロイト=小谷野太郎】日産自動車のカルロス・ゴーン社長は10日、北米国際自動車ショーが開かれている米デトロイトで講演し、日産と仏ルノー・グループの2011年の合計販売台数が、ルノーが出資するロシア大手を加え、初めて800万台を超えたことを明らかにした。
 11年の販売見通しが約790万台のトヨタ自動車を抜き、世界第3位の自動車グループになる。
 日産が467万台、ルノーが272万台で、ルノーが25%を出資するロシア最大手アフトバスが63万8000台だった。日産・ルノー連合は近く、アフトバスの株式を追加取得して経営権を握る方針で、3社の合計は前年比10・3%増の約803万台だった。ゴーン社長は「日産が世界の主要市場で好調だった」と述べた。

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