ゴーン会長らが金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたことについて欧米のメディアは相次いで速報で伝えていて、関心の高さをうかがわせています。
このうち、ロイター通信は「世界の自動車業界で最も著名な人物のひとりが逮捕された」と伝えるとともに、パリの株式市場でルノーの株価が大きく下落したことを報じています。
また、イギリスの公共放送BBCは、東京からの中継などを交えながら、日産が不正行為を理由にゴーン氏の会長と代表取締役の職を解くことを提案する方針だと伝えました。
さらに、ゴーン氏について経営難に陥った日産を劇的に立て直したとして「20年近く自動車業界の巨人だった」と紹介しました。
そのうえで、人気漫画雑誌の連載でその半生が取り上げられたことや、過去に行われたアンケート調査では「日本を任せたい有名人」として、当時、アメリカ大統領だったオバマ氏よりも上位にランクされたなどと、日本で広く知られた存在であると伝えています。