日産自動車の主力コンパクトカー、『マーチ』。同車の次期モデルに関して、デビュー時期が見えてきた。
これは7月5日、ルノー・日産アライアンスが明らかにしたもの。「フランス・パリ近郊のルノーのフラン工場において、2016年中に、次期日産『マイクラ』の生産を開始する予定」と発表している。
マイクラとは、マーチの欧州での車名。現行マーチは4世代目モデルで、2010年に誕生。日本仕様のマーチはタイで生産され、国内に輸入されている。およそ6年ぶりにモデルチェンジを受けて登場する次期型は、5世代目モデルとなる。
ルノーの工場で次期日産マーチの生産を行うのは、ルノー・日産アライアンスの「相互生産」政策の一環。高いシナジー効果を生み出すための選択となる。
ルノーのフラン工場では現在、ルノー『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)などを生産中。ルーテシアと同じ欧州Bセグメント車のマーチも、ルノーの工場で組み立てることで、最大限のシナジー効果を狙う戦略と見られる。