日産自動車は6月7日、4月1日に国内で予約を開始した電気自動車(EV)の『リーフ』が、2か月間で今年度の販売計画である6000台に達したと発表した。
リーフは、世界初の量産型EV専用モデルで、日産は12月から国内で発売する予定。航続距離は160km前後と短いながら、ゼロエミッションや価格、先進的なEVであることなどが評価され、発売前に国内の販売目標を達成した。
予約した人の年齢層の内訳は 60代以上が全体の34%を占め、50代と40代がそれぞれ25%と、高い年齢層の人に受けている。セカンドカーとして利用も多い模様だ。
同社では販売会社の店頭で今後も引き続き予約を受け付ける。12月の販売開始後、予約順に納車を進め、2010年度中に納車できなかった人には、2011年度に優先的に納車していく。
リーフは300万円を切る価格としているものの、これは国や自治体の補助金を受けることが前提で、2011年度以降は予算状況によっては購入価格が変動する可能性がある。このため、日産系ディーラーでは「予約は申込金不要としており、実際に発売後、どれだけ購入に結び付くかは不透明。予約はとれるだけとる」との意見も。
レスポンス 編集部