日米「トモダチプログラム」短期留学 被災高校生、成果報告

東日本大震災を契機にした日米交流事業「トモダチプログラム」の一環として、カリフォルニア大バークレー校に今夏3週間の短期留学をした岩手、宮城、福島の高校生による帰国報告会が1日、東京都内で開かれた。
 プログラムに参加した6人が地域貢献など米国で学んだ体験や、震災復興に寄せる思いを発表した。リーダー育成の教育システムなどを学んだ東北学院榴ケ岡高3年の佐々木亜輝君は「高校生がアイデアを出し合い、復興を語り合う場をつくりたい」と話した。
 石巻好文館高3年の鶴岡理恵さんは「アメリカのパブリックスペースには、昔と今が共存し、安らぎを与える場所がある。人々が暮らし、愛した街並みの証しや記憶を、未来に残すことが使命だ」と強調した。
 「トモダチプログラム」は日米の官民連携による復興支援事業で、ソフトバンクが資金援助している。短期留学は昨年始まり、ことしは7月22~8月12日まで岩手19人、宮城47人、福島34人の計100人が参加した。

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