日経平均は58円高と4日続伸、ITバブル時の高値更新

24日の日経平均株価は前日比58円61銭高の2万868円03銭と4日続伸し、終値としては96年12月5日以来の高値を付けた。

ギリシャ金融支援を巡る交渉が近くまとまるとの期待が強まるなか、欧米株高を素直に好感した買いが先行。ITバブル時の高値を回復した維持後場寄り直後には2万952円を付ける場面もあったが、終盤にやや失速した。

個別では、株主優待制度の変更を発表した日本BS放送 <9414> が急伸。1対5の株式分割を発表したエムケイシステム <3910> 、シェアード システムの完全子会社化を発表したシステムズ・デザイン <3766> 、eラーニングシステムをAppBankが試験導入システム・テクノロジー・アイ  <2345> などは一時ストップ高。TPP交渉の進展期待で林兼産業 <2286> 、井関農機 <6310> なども買われた。

半面、前日に急伸した三井化学 <4183> や特殊東海製紙 <3708> などが下落し、さが美 <8201> など和装関連株の一角にも売りが継続 した。コニカミノルタ <4902> 、富士フイルムホールディングス <4901> 、ミネベア <6479> なども軟調。(編集担当:宮川子平)

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