日本航空は月ごとに機内食や機内誌を通じて地域をPRする「JAPAN PROJECT」で、10月は宮城を対象に展開することを決めた。
国内線のファーストクラスでは、仙台勝山館(仙台市青葉区)の大友茂樹・和食総料理長が監修した機内食(夕食)を提供し、宮城の食材を紹介する。国際線のビジネスクラスでも宮城の郷土料理風の「宮城御膳」を振る舞う。
国内、国際線合わせて、月に最大約410万人が閲覧できる機内誌の10月号は鳴子温泉や松島、南三陸町の仮設商店街などを特集。機内ビデオで仙台市中心部の観光スポットやグルメを紹介する。
日航の大西賢会長は26日に仙台勝山館で行った記者会見で「グループを挙げて情報を発信し、観光需要の創出と地域の活性化に役立ちたい」と強調。同席した村井嘉浩知事は「多くの人に宮城の魅力を感じてほしい」と述べた。
プロジェクトは2011年5月に始まった。東北では秋田、山形、青森、岩手に続き5県目となる。