日航、8月は「仙台」特集 地元シェフ監修、宮城産食材で機内食

日本航空は、月替わりで全国各地の魅力を伝える地域プロモーション活動として8月の1カ月間、仙台を特集している。機内食や機内誌などで文化、自然、グルメといった魅力を発信。機内食は仙台市青葉区のフランス料理店「レストラン ミウラ」の三浦将尋オーナーシェフが監修し、宮城県産の食材を盛り込んだ。
 機内食は羽田空港発着の国内線ファーストクラスの夕食で提供。東北・食文化輸出推進事業協同組合に加盟する生産者の食材も採用した。蔵王町産の銘柄豚「JAPAN X」のミートローフ、気仙沼メカジキの香草焼、三陸産ホタテ貝柱を使ったキッシュのメイン3種と前菜を組み合わせたメニューを、上・中・下旬で替えて用意する。
 デリシャストマトのジュースが前菜に使われる農業法人マルセンファーム(大崎市鹿島台)は、昨年の台風19号で園芸施設が水没し復興の途上。千葉卓也社長(47)は「質を重視して糖度が高いトマトを栽培している。料理人の手でよりおいしく伝わり、ありがたい」と話す。
 昼・夕食の茶菓には仙台市の井ケ田製茶「喜久福 抹茶生クリーム大福」、こだま「こどら ずんだ」、パティスリー&カフェミティーク「神秘のムース-ZUNDA-」が選ばれた。
 日航による地域活性化の取り組み「新JAPAN PROJECT」の一環。機内誌では太白区秋保の秋保ワイナリーの取り組みなどを紹介する。

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