旨さ究極?醤油の次は「塩・卵かけご飯」

 黄金色に輝く卵に天日塩をひとつまみ。遍路にちなんで88回かきまぜたら、ご飯にかけて一気にかき込む-。高知県の団体が提案した、しょうゆの代わりに塩を使う「塩・卵かけご飯」が好評だ。高知市の飲食店が提供を始め、新たな高知の味として注目されている。
 発案したのは高知の食や文化を考える土佐学協会。「塩・卵かけご飯」は、卵、米、塩すべて高知県産。中でも卵は、同県四万十町の養鶏農家が緑茶など植物性飼料で育てた「茶卵」を使用。生臭さがなく、本来の風味と濃厚な味が楽しめる。
 協会主催の試食会では「素材の味を生かした究極の卵かけご飯」と大絶賛だった。おいしい食べ方を紹介するパンフレットを県内の飲食店などに配布。東京・銀座のアンテナショップにも進出を狙う。
 開発者で同協会の竹村昭彦理事長(48)は「茶卵の味を最も引き立てる食べ方。鮮やかな黄色も美しく、高知の新名物にしたい」と意気込む。

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