夜空に輝く金星や月を観賞するイベント「春の星空観望会」が３日、仙台市宮城野区の三井アウトレットパーク仙台港であった。星空案内人資格認定制度に合格した「星空案内人（星のソムリエ）」らによる解説の下、訪れた人々が肉眼や望遠鏡で空の星々を眺めた。
午後６時前には西の空に一番星の金星が出現。日没後は、満月を翌日に控えた円い月がすっきりと晴れた夜空に浮かんだ。
星のソムリエら８人が空を指さしながら名前や特徴を説明し、参加者は興味津々の様子で望遠鏡や双眼鏡をのぞきこんでいた。
子ども２人と訪れた宮城野区の会社員佐藤由治さん（５２）は「大人になってからはゆっくりと星を眺める機会がなかった。久しぶりの天体観測ができていい時間だった」と話した。
主催した星のソムリエ仙台の柴田晋平代表（６９）は「ソムリエも訪れた人たちも楽しそうでハッピーだ。星が好きな人たちの輪がもっと広がってほしい」と期待を寄せた。
