星野富弘展「花の詩画」が御膳に 仙台文学館レストラン

仙台文学館(仙台市青葉区)のレストラン「杜の小径(こみち)」が、同館で開催中の「星野富弘 花の詩画展」に合わせた特別御膳を提供している。店長の三山タエ子さんが星野さんの作品などをヒントに考案した。提供期間は詩画展最終日の12月23日まで。
 御膳は1人前1000円。イワシの梅煮、ジャーマンポテト、カボチャの茶巾絞りをそろえた。詩画展で展示されているイワシやジャガイモの花、カボチャを描いた水彩画、ペン画、添えられた詩にちなんだ。
 星野さんの好物は麺類といい、御膳には白石市特産の温麺(うーめん)を採用した。ほかに鶏そぼろ焦がしネギ入りご飯、リンゴのワイン煮も盛り込んだ。
 星野さんは群馬県在住で、中学校の教師時代に体操の模範演技中、事故で手足の自由を失った。口にくわえた筆やペンで作品を生み出している。
 「ご本人が食べやすいよう軟らかい献立にした」と三山さん。実際に星野さんも先日、夫人らと来館して御膳を満喫したという。

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