昨年の世界新車販売台数、テスラのEV「モデルY」が首位…EVのトップは初

【ニューヨーク=小林泰裕】英調査会社JATOは13日、2023年の世界の車名別新車販売台数を発表し、米電気自動車(EV)大手テスラのスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEV「モデルY」が初めて首位に立った。EVが世界首位になるのも初。 【写真】2位になったトヨタ自動車の「RAV4」

 発表によれば、モデルYの世界販売台数は22年比64%増の約122万台だった。2位はトヨタ自動車の「RAV4」で5%増の約108万台、3位はホンダの「CR―V」で18%増の約85万台だった。トップ10のうち7車種を日本車が占めた。中国のBYDの「Qin」が約47万台で12位に入った。

 モデルYは世界的な環境意識の高まりを背景に販売を伸ばし、22年の1位だったRAV4を上回った。もっとも、テスラは24年1~3月期のEV販売台数が4年ぶりに前年割れとなるなど、EVの需要減速や中国での競争激化などを受けて業績が低迷している。モデルYに次ぐ新車種の早期投入が業績回復のカギとなっている。

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