日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8日発表した昨年1年間の車名別国内新車販売台数は、ダイハツ工業の軽自動車「タント」が前年比62.1%増の23万4456台で初の首位を獲得した。
前年首位のトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「アクア」を1147台という僅差で上回った。
車名別販売で軽が首位になるのは20年のスズキ「ワゴンR」以来6年ぶり。ダイハツ車が首位となるのは初めてとなる。
消費税増税後に新車需要が落ち込むなか、維持費が安く燃費性能などの機能も向上している軽の人気が改めて浮き彫りとなった。
上位10車種のうち軽が7車種を占めた。26年の軽販売はスズキが8年ぶりにダイハツから首位を奪還したが、車名別販売ではダイハツが一矢報いた形だ。
2位の「アクア」は23万3209台。3位はホンダの主力小型車「フィット」、4位はトヨタのHV「プリウス」。上位10車種では、軽以外は燃費が良いHVまたはHVモデルがある車種だった。