昨年度、国内で最も売れた新車は、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車「アクア」で、3年連続で首位になっていた「プリウス」を上回って初のトップとなりました。
日本自動車販売協会連合会など業界団体は4日、昨年度一年間の車種別の新車販売台数を発表しました。
それによりますと、昨年度最も売れた新車は、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車の「アクア」で28万2660台でした。
次いで、2位は同じくトヨタのハイブリッド車「プリウス」で28万929台でした。
国内の新車販売台数は、前の年度まで「プリウス」が3年連続で首位でしたが、より燃費のよいことをアピールし、おととし12月に発売された「アクア」が初めてトップとなりました。
また、3位はホンダの軽自動車「NBOX」で23万6287台、4位はスズキの軽自動車「ワゴンR」で19万9122台などとなり、上位10車種のうち軽自動車が6車種を占めました。
10位以内には、このほかいずれも小型車のホンダの「フィット」と日産自動車の「ノート」が入り、今回の順位は、消費者が新車を選ぶ際に燃費のよさをより重視している傾向をうかがわせる内容になっています。