時給は240円、日額1200円で知人を雇用…廃業したそば店の代表「金がなかった」

 徳島労働基準監督署は7日、徳島市内にあったそば店「西新町橋本そば」代表の50歳代の男を、最低賃金法違反容疑で地検に書類送検した。

 発表によると、代表者の男は2021年12月〜22年3月、知人の30歳代男性を日額1200円(時給240円)、20歳代女性を時給600円とする、いずれも県の最低賃金(時給824円)を下回る条件で雇用し、2人分の差額など約32万円を払わなかった疑い。

 代表の男は「金がなかった。2人とも知人なので許してくれると思った」と容疑を認めているという。同店は5月1日に廃業した。

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