景況感3期ぶり改善 昨年10~12月 楽天セール貢献

 七十七銀行は宮城県内の昨年10~12月期の景気動向を示す七十七景気インデックス(77BI、2010年=100)をまとめた。前期(7~9月)に比べ0.9ポイント上昇の104.4となった。改善は3期ぶり。プロ野球東北楽天関連のセールなどが貢献し、基となる4指標が全て上向いた。
 BIの推移はグラフの通り。鉱工業生産指数は5.9ポイント改善の96.5。主力の電子部品・デバイス、生産用機械が持ち直した。東北楽天の日本一セール効果もあり、消費動向指数は0.9ポイント上昇の101.1となった。
 被災建物の建て替え需要を背景に、建築物着工床面積は40.8ポイント改善の251.3となった。有効求人倍率は15.1ポイント上がり287.8。医療や福祉、製造分野などでの求人増を踏まえた。
 77BIは七十七銀が鉱工業生産指数などを独自に指標化し、4指標を合成して出している。

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