お歳暮シーズンを迎え、仙南地方の冬の味覚「たる柿」を詰めたゆうパック第1便が11日、宮城県白石市大平中目の県ころ柿出荷協同組合を出発した。
発送式には関係者約70人が出席。風間康静市長らがテープカットで初出荷を祝い、たる柿200セットを積んだトラックが全国に向け出発した。
原料の柿は放射能検査の結果、国の基準値を大幅に下回った。同組合の半沢芳光副理事長は「夏の猛暑の影響で中玉が多いが、その分、甘みが凝縮された」と話した。
たる柿は最高級とされる「蜂屋柿」の渋味をアルコールで抜き、甘く仕上げた特産品。ころ柿(干し柿)はゆうパックで来年1月11日から発送する。価格はたる柿(3.2キロ、7~12個)3900円、ころ柿(1キロ、12~18個)3200円など。連絡先は同組合0224(25)3013。