月額490円から! 激安SIMカードで「ケータイ2台持ち」を賢く使え

最近、スマホ代の節約テクニックを語る上で必ず話題に上るのが、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイルといった大手キャリア以外の激安SIMカードだ。しかし、実際にどんな利点があるのか、ピンとこない人も少なくないだろう。
ケータイ代節約テクに精通しているITジャーナリストの三上洋さんが説明する。
「SIMカードとは契約者情報が記録されたカードのこと。これが携帯電話に差し込まれていないと、通話はもちろん、メールの送受信もできません。そして、最近話題の激安SIMカードは、データ通信のみに特化したサービスが主流です。音声通話ができない代わりに激安を実現したものですね」
現在、定額の月額料金490円という価格破壊を断行した「ServersMan SIM 3G100」(ServersMan)をはじめ、スーパーのイオンでのみ販売している月額945円の「IIJ mioウェルカムパックforイオン」(IIJ mio)なども人気を集めているが、電話できないのではいくら激安でも意味がないのでは?
「例えば、スマホとガラケーを2台持ちすればいいんですよ。通話ができない激安SIMカードを入れたスマホを、ネットなどを使う通信専用の端末にして、ガラケーを通話専用の端末にするというテクニックです。一見、2台持ちは基本料が高くなってしまいそうな印象があるかもしれませんが、ガラケーを大手キャリアの最安値プランにすれば、2台の合計でも月額の基本料金は2000円以下に抑えることもできるんです」(三上氏)
実際、この2台持ちテクで月の料金を4000円から5000円ほど減らせたという人もいるという。
「ただ、スマホはSIMフリーの機種である必要があります。また、大手キャリアの料金の支払いが未払いだと他社のSIMカードが利用できなかったり、支払いがきちんと済んでいてもSIMロック解除に費用がかかったりすることもありますね。また、auの機種は今のところほぼSIMロックがかかっていますから、このテクが使えません」(三上氏)
これだけ激安の料金プランがあるのならば、SIMカードを使っての節約はますますトレンドになりそうだ。
(取材・文/昌谷大介 照井琢磨〈A4 studio〉)

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