エアトリは11月6日、「休み方」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年10月29日~11月1日、調査対象は20~70代の個人で、有効回答は1,024人。
○44.6%が「平日に休むことに不安」
平日に休むことに対して不安を感じることはあるか聞くと(平日に休んだことのある会社員または公務員)、「いつも不安を感じる」が11.5%、「時々不安を感じる」が33.1%と、44.6%が不安を感じると回答。同調査では「有給休暇を取得できたとしても全てを忘れて心から休むことはなかなか難しいのが現状のようだ」と推測している。
休日や労働時間外にきちんと休めていると感じるか尋ねたところ(無職・退職済みを除く)、「よく休めている」は27.8%にとどまり、「まあまあ休めている」が42.0%を占めるなど、全体の7割以上がしっかり休めていないと感じていた。また「全く休めていない」は3.3%、「あまり休めていない」は14.3%となった。
職業別に「よく休めている」「まあまあ休めている」と答えた割合をみると、最も多かったのは「公務員」の79.5%で、反対に最も少なかったのは「主婦・主夫」の60.4%。役職別では、「部長クラス」が79.6%と最も多く、次いで「係長・主任クラス」が75.7%。一方、最も少なかったのは「課長クラス」の65.0%、次に「役員クラス」の67.9%と、中間管理職と役員があまり休めていないことがわかった。
仕事の充実度別に「よく休めている」「まあまあ休めている」の回答割合をみると、「とても充実している」人は75.7%、「どちらかと言えば充実している」人は78.2%、「どちらとも言えない」人は65.0%、「どちらかと言えば充実していない」人は59.8%、「全く充実していない」人は37.8%と、仕事の充実度と休みの状態に相関関係がみられた。
(御木本千春)